近年《頭の予洗い》が注目されていますが、正しい予洗いの方法をご存じの方は少ないのではないでしょうか?
予洗いがきちんと出来ているかどうかを調べると、 予洗いよりもシャンプーを重要視されている方が多いようです。
美容院に行った時の事を思い出してみてください。シャンプーする前に、随分長い時間をかけて予洗いをしていますよね。
実は、シャンプー前に行う《頭の予洗い》にはシャンプーが泡立ちやすくなる効果の他に、とても重要な役割があります。
今回はこの「予洗いの重要性」についてお伝えしていきます。
◼︎ 予洗いが必要な理由とは?
予洗いが必要な本当の理由を知っていますか?
髪の毛を濡らすことでシャンプーの泡立ちが良くなるからというのも正解ですが、少し時間をかけて正しい予洗いをすることで、このような効果があります。
・頭皮についている皮脂や汗の汚れが落ちやすくなる
・毛穴に詰まった汚れが落ちやすくなる
・髪の毛に付着したホコリなどが落ちやすくなる
また、 シャンプー時の摩擦も髪が痛む原因になりますが、予洗いをしっかりするとあらかじめ汚れが浮き上がり、シャンプーの泡立ちも良くなるため、頭皮や髪についた汚れを簡単に落とすことができるのです。
このように、予洗いは「髪の毛を守りながら頭皮環境を整える」意味があり、とても大切な役目なのです。
◼︎予洗いのポイント
⑴ ブラッシング
まずはパドルブラシを使い、ブラッシングをしましょう!
◎ 毛先から根本へ、えりあしから頭頂部へ、徐々にブラッシングをする
◎ 頭頂部もていねいにブラッシングする
◎ ブラッシングをする際には、頭皮にブラシの先が当たるように行う
頭皮や髪を濡らす前にブラッシングをすることで、髪についている汚れを取ることができ、シャンプー中に髪が絡まってしまうということがなくなる為、余計な抜け毛を防ぐ事ができます。
また、血行が良くなり、毛穴を広げることができるので、毛穴に詰まった汚れも取り除きやすくなるのもメリットです。
ブラッシングを終えたら、ぬるめのお湯で髪の毛を濡らしてからシャンプーをします。
ここで本当に大切なのは髪の毛を濡らすことよりも「頭皮」をしっかり濡らすことです。
ぬるめのお湯で、頭皮が十分に濡れるようにかけていきましょう。
【ポイント】
時間をかけて丁寧に、目安として、約2分ほど頭皮をまんべんなく濡らしましょう!
その際、指の腹を使って頭皮をマッサージしながら洗うことがポイントです。
頭皮のマッサージをする事で、
ニオイのもとやフケの原因になる余分な皮脂や、毛穴に詰まった汚れを浮かせて落ちやすくする効果があります。
予洗いは、『髪ではなく、2分頭皮のマッサージ』と考えてください。
⑶シャンプーはしっかりと泡立てる
予洗いがしっかり出来たら、いよいよシャンプーをします。シャンプーの原液をそのまま髪の毛につけてしまうと、泡立つまでの間に髪の毛同士が摩擦によって傷ついてしまいます。
シャンプーはしっかりと泡立ててから使いましょう。
綺麗になる為に丁寧に予洗いをしたのに、シャンプーで傷んでしまっては意味がありませんよね。泡立てるのが苦手な方は、始めから泡で出てくるタイプのシャンプーがおススメです^ ^
【ポイント】
◎手のひらに適量をとりお湯を加えながら泡立てていきます。
洗顔ネットを使って泡立てるのもいいでしょう。
しっかり泡を作ることで、髪の毛にかかるダメージが減り、泡の効果で汚れが更に浮いてきます。
泡立てた泡が行き渡るように、指の腹を使って頭皮のマッサージをしましょう。
◎髪の毛同士は絶対に擦り合わせて洗ってはいけません。
頭皮を洗っていると 髪の毛に流れる泡やお湯で髪の毛の汚れは、十分に洗えている為、髪の毛には「優しく指を通す」くらいで十分です。
⑷ すすぎ
洗い終えたらすすいでいきますが、すすぎ残しは残ったシャンプーや落とせなかった汚れが、ニオイの原因になったり、頭皮に痒みや湿疹が出て、頭皮環境が悪化してしまいます。
すすぎは頭皮がキュキュッとするまで、丁寧に時間をかけてすすぎましょう!