頭皮や髪にトラブルが起き悩んでいる女性が約9割もいるそうです。
皆さんも髪や頭皮に関して悩んでいる事はないでしょうか?
髪のパサつきや枝毛、年を重ねるごと髪がうねる、細くなるなど悩みは様々だと思います。
日本人女性は髪を縛ったり、逆毛を立ててヘアセットをしたり髪にストレスを与える傾向が強いようです。
また日本は四季の気候の変化が大きく、夏は汗や紫外線、冬は乾燥や風など1年を通して髪には厳しい環境です。
様々な悩みの中で今回は『髪の水分量』についてお話ししたいと思います。
◆健康な髪の水分量
健康な髪の水分含有量は11%〜13%と言われています。
髪の毛は水分をよく吸収する性質なので、湿度の変化によって髪の毛に含まれる水分量が変化します。
髪の毛が乾燥すると水分量が減りますが、健康な髪であれば10%前後の水分量を保つことが出来ます。
◆不健康な髪の水分量
不健康な髪の場合、水分量が10%以下となり、パサつきや枝毛、切れ毛が多くなるなど、髪のトラブルが増えてしまいます。
髪のトラブルを防ぐためにも適度な水分量を維持することが重要となります。
◆髪の水分量が減る原因
・タオルドライの時、髪をこすっている
・ドライヤーを使わず自然乾燥で乾かしている
・洗浄力の強いシャンプーを使っている
・お湯の温度が高い
・紫外線
・季節の変化
・ヘアカラーやパーマによるダメージ
水分は、髪の毛をダメージから守るキューティクルを保持するのに大切な役割をもっています。
上記のようなケアの仕方をしているとキューティクルが剥がれ水分が失われる原因となります。
キューティクル自体紫外線や水分不足などの刺激に弱い部分があります。
傷んだ髪は水を吸いやすくなる為、梅雨の時期や雨の日にはせっかくセットした髪型が崩れやすくなったり、まとまりにくくなったり、広がりやすくなってしまいます。
しかし、適切な方法で髪をケアしてあげることで、適度な水分量を保てるように改善できます。
◆水分量を保つヘアケア方法
① 洗浄力の強すぎないシャンプーを使用する
洗浄力の強いものだと必要な水分まで奪ってしまい、髪がパサついて乾燥しやすくなってしまいます。
また頭皮の皮脂も取りすぎてしまうので頭皮環境が乱れる要因となります。おすすめなのは、体を作るタンパク質のもととなっている『アミノ酸系』のシャンプーです。
洗浄力が強すぎず髪や頭皮に優しいのが特徴です。さらに、水分量を増やす効果が期待できる《水素》の入ったシャンプーを使用する事で、活性酸素を除去することができ、髪の水分量を保つのに効果的です。
② タオルドライ・ドライヤー
髪を洗ったらしっかりタオルドライをしましょう。その時にこすって水気をとるのではなく、優しく抑えるようにタオルドライします。そして時間を置かずにすぐ乾かすようにして下さい。
濡れたままにしておくと、頭皮が冷えて血行が悪くなったり、雑菌が繁殖してしまいます。
③ お湯の温度
体温に近い温度で洗うことで皮脂を適度に落とし、頭皮と髪の乾燥を防ぐことにつながります。
38度くらいのぬるま湯がオススメです。熱いお湯で洗うと皮脂を落とし過ぎてしまい、頭皮が過剰に皮脂を分泌します。
頭皮環境の悪化につながりますので気をつけましょう。
④ 紫外線対策
身体の中で紫外線を浴びる量が一番多いのが髪と頭皮。
しっかり紫外線対策をしてあげないとキューティクルが剥がれ、水分が失われてしまいます。UVスプレーを使用したり、UV入りアウトバストリートメントをつけましょう。
また日傘や帽子を活用して、紫外線から髪を守りましょう。
⑤ 体の内側からのケア
早寝早起き、バランスの良い食事など、生活習慣を見直してみるのもいいでしょう。
お肌にとって、睡眠が大切なのはご存知かと思いますが、実は髪の毛にとっても睡眠はとても大切な事なのです。
また、良質なタンパク質や亜鉛を積極的に摂取し、バランスの取れた食事を意識しましょう。
いかがでしたか?
一度傷んでしまった髪は、元の状態に戻すことはできません。
髪の水分量に注目して、潤いのある髪を目指しませんか?
是非お伝えしたヘアケア方法で、髪の水分量をキープできるよう、心がけてみて下さい。